しなやかなこころで、

臨床心理士Hecoのひとりごと

精神疾患が高校保健体育の教科書に載る件

みなさん、お疲れさまです。

 

最近ブログを書くのが少し億劫になってます(笑)

そんな時は無理しないのが、続けるコツだと勝手に思ってます(^O^)

 

さて、ぼくが購読させてもらってるブログで興味深い記事がアップされました。

 

almondbanana.hatenablog.com

なんと、2022年から精神疾患のことが教科書に載って、学校で教えられることになるそうです。

 

目的は、

  1. 知識の提供
  2. 偏見の改善
  3. 援助・受診行動の促進

だそうです。

 

精神疾患が教科書に載るのは、実に40年ぶりだとか。

 

てか、40年前は載ってたんですね…初耳。なんで消したんや…

 

授業時間数の減少に伴い、みたいなことが記事内に書いてあるけど、こういう偏見に繫がりそうなところを真っ先に削ってしまうのが日本という国なのかなぁ…

 

記事はこちらです。

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2018年10月29日朝日新聞より

 

このニュースについて、病院で患者さんに聞いてみたら、

 

「ようやくか~」

「待ってました」

「これで少しでも偏見がなくなればいいけど…」

「何年かしたら、病院にかかりやすくなるかもしれませんね。」

 

 

 

などポジティブよりな意見が多かったですが、中には

 

「却って偏見を助長する可能性もあるよね…」

「教育する側に正しい知識があればいいけど」

「今さらやったところで、日本の精神医療の遅れは取り戻せない」

 

 

 

などのネガティブな意見も見られました。

 

ぼく個人としては、知らないよりは知っている方がいいと思うので、この40年ぶりの復活を非常にポジティブに捉えています。

 

むしろ、これだけ精神疾患発達障害と呼ばれる方が増えているのに、この40年間載せようとしていなかったことが驚きです。

 

『高校の保健体育』というところは賛否両論ありそうですが…

 

個人的にはイギリスみたいに中学2年くらいで教えてもいいような気はするけど…

 

 

 

ぼくの周りの精神疾患罹患者の方は、学校や会社など、コミュニティの中で偏見や差別を体験し、社会に出ることが怖くなってしまった方が大勢います。

 

むしろ、ほとんどすべての方が大なり小なりそういう体験をしているのが現状です。

 

そのようなつらい体験を少しでも減らすために、一般に正しい知識が広まればいいなぁと思います。