メンタルヘルス・マネジメント検定勉強ログ④
お疲れさまです!
最近勉強の方をさぼりがちだったので、やっていきます(^_^;)
前回のログはこちらです↓。主に精神疾患の概要をさらっていくという内容でしたね。
15.心の健康問題をどうとらえるか
メンタルヘルス不調
・「誰でもなりうる疾患」
⇒個人の素質により、軽度のストレスで発症。素質が少なくても、強いストレス環境では誰でも起こる可能性がある。
・ライフスタイルの改善やストレス対処により防げる
・個人の問題ではなく、職場というシステムの問題として捉える視点が重要
・≠精神障害者
16.職場環境の評価方法
〇ストレス増加の背景
⇒組織の変化(事業の再構築・効率化・雇用調整・賃金低下)
⇒仕事の変化(複雑化・高度化)
⇒心身への負担が増加
〇職業性ストレスの原因となる職場環境
・仕事の要求度が能力よりも高い
・仕事のコントロール度が低い
・上司や同僚の支援が得られない
〇職業性ストレスの評価方法
①「職業性ストレス簡易調査票」を用いる
・ストレス反応だけでなく要因も評価できる
・あらゆる業種で使用でき、負担が少ない
・調査結果は、「仕事のストレス判定図」で全国平均と比較できる
②「新職業性ストレス簡易調査票」を用いる
・2012年に開発された、新しい尺度を追加したもの
・ネガティブな側面だけでなく、ポジティブな面も評価し、よい点を伸ばす視点
③総合的な職場環境評価
・日常業務の中で、管理監督者がストレスの原因やサインに気付く
・職場安全衛生委員会の中などで意見を取り上げる
17.職場環境の改善方法
〇メンタルヘルスアクションチェックリストを使う
⇒職場環境改善のためのヒント集
・現場で利用しやすい6つの領域30項目に集約・整理してある
〇職場改善を行うポイント
①自分たちの職場に目を向ける
②良好事例に学ぶスタイルを作る
⇒職場内のうまくいっているところや、同職種・同系統企業の事例に習う
③具体的な働きやすさをめざす
18.管理監督者の具体的な役割
・日常の職場管理等による職場環境の具体的問題点の把握
⇒作業レイアウト、勤務スケジュール、休憩時間、人間関係の問題など
・従業員の意見を踏まえての改善策の実施
・改善効果の定期的な評価と見直し、継続的な取り組み
・事業場内外スタッフからの助言や協力を得る
⇒①事業場内産業保健スタッフ…職場巡視(観察)、ヒアリング(聞き取り調査)など
②人事労務管理スタッフ…職場配置、人事異動など
③衛生委員会等…50人以上の労働者がいる事業場は設置義務。有効に活用する←?
19.注意すべきストレス要因
〇業務による心理的負荷
・職場のストレス…事故や災害の体験、失敗、過重な責任、身分の変化、対人関係のトラブル
・職場以外のストレス…個人的な出来事、喪失体験、過重な責任(家庭)、金銭関係、事件や事故
・長時間労働はうつ病などのメンタルヘルス不調を発症させる有力な要因
・時間外労働の限度目安
①1か月単位ー45時間
②3か月単位ー120時間
③1年単位ー360時間
・脳血管疾患および虚血性心疾患等の発症には、時間外労働が関連しているとされる
⇒発症前1~6か月間に45時間を超える時間外労働
・医師による面接指導…時間外労働時間が100時間を超え、疲労の蓄積が見られる従業員が自ら申し出た場合、行うことが義務付けられている
20.ストレスの軽減方法
〇睡眠の重要性
・睡眠不足⇒集中力の低下、効率の低下、判断力の低下⇒ミスや事故
・質のよい睡眠のために必要なこと
①光…朝の光。睡眠促進ホルモンであるメラトニンの生成につながる
②体温…約1度低下する
③自律神経系…副交感神経が優位になる
④寝室環境…明るすぎない、暑すぎない、騒音がない環境を作る
〇運動の重要性
・ストレス解消、精神疾患の症状も改善効果が見られる
・睡眠の質が向上する(寝る前の運動は逆効果)
〇食事の重要性
・ストレスに対抗するためにビタミンB、C群が必要
・カルシウムやマグネシウムは精神安定に効果がある
〇リラクセーションの重要性
・心身のをリラックスさせることでストレスを軽減する
・ポイント…楽な姿勢、楽な服装、静かな環境、イメージや音楽など心を向ける対象を作る、受動的態度で行う
・代表的なものに、呼吸法、漸進的筋弛緩法、自律訓練法などがある。
呼吸法についてはこちら↓
・他にもヨガやアロマテラピー、音楽など様々なものがあるが、自分に合うものを見つけて実践するのが大切